こんにちは、Hiro(@Hiro_kaigostyle)です。
こちらのブログでは、介護現場の疑問や心構えについて解説しています。
利用者さんが動き始めると直ぐに声をかけてしまって。何だか焦ってしまって落ち着いて関われていない気がするんですよね。
以上のような介護士さんの悩みにお答えします。
- 介護ストレス解消を挨拶から始めるメリット
- 挨拶をしないことでのデメリット
- 介護現場で使える挨拶の例
介護の仕事は、物を扱っているわけではないので自分の思い通りにならず、焦りが行動に出てしまう事って多くないですか?
実はこの「自分の思い通りにしようとする行動」がそもそもの間違いなのかもしれませんよ。
つまり何が言いたいかというと、「自分の思い通りにしようとすればする程しんどくなるのだから、いっその事、思い通りにするのはもうやめない!?」という事です。
私はこう考えるようになって、本当に気持ちが楽になりました!
そこで、私が最初に始めたのが「挨拶」です。
挨拶ですか???
そう挨拶なんです。驚きました?
でもその挨拶こそ、誰にでもすぐに始められるストレス解消法なんです。
それでは一緒に見ていきましょう!
介護現場で意外と知られていない挨拶のメリット7つ
挨拶には沢山のメリットがあります。
ザッと数えるだけでも7つくらいありますよ!
焦りやストレスを和らげる効果あり!
挨拶は「気持ちの切り替え」に打ってつけの方法で、利用者対応からのストレスや焦りを和らげる効果があるんです。
つまり、今回のテーマでもある介護のストレス解消の第一歩が挨拶なんです。
気持ちに焦りがで始めたときこそ、挨拶をしましょう!
最初に挨拶をしてから関わっていくといいですよ。
挨拶は、自分の焦った気持ちを落ち着かせ、言葉や態度を丁寧にしてくれます。
もちろん言葉遣いが丁寧になると、利用者さんの対応も丁寧になります。
特に何度も同じ話を繰り返す認知症の方と関わる時は、その時その時が初対面。
気持ちは分かりますが、「また同じ事を言って!」と思わず、挨拶をして気持ちを落ち着かせて関わってみるようにしましょう。
落ち着いて関われる人は、焦りの中でも自分の感情をコントロールする方法を持っているから落ち着いて対応できるのです。
会話のきっかけ作りになる!
想像してみると分かると思いますが、挨拶から会話が広がる事って多いですよね。
挨拶をせずに突然話しかけられたり、会話に入ってくる人がいてビックリしたことありませんか⁉︎
一般的に言われる「空気が読めない人」という印象を他者に与えてしまいます。
介護現場の人間関係でも同じで、他者とのコミュニケーションを円滑にする為には、初めと終わりの挨拶は大切にしていきたいですよね。
利用者さんや職員同士で良い関係が築げない人は、自ら挨拶ができない人が多いです。
苦手な利用者さんや職員と関係を良くするきっかけになる!
職場に勤め始めると分かりますが、気の合う職員ばかりではありません。
気の合わない職員ともうまくやっていかなければいけません。
気が合わないから無視をする、会話をしないといった人間関係では良いパフォーマンスは発揮できません。物事の考えや価値観が異なる職員である事を認め合い、うまく関係を維持して目的達成を目指して取り組むことが大切です。
そこで、苦手な人にこそ挨拶してみましょう。
苦手な人と上手くやっていくためには挨拶は必須です。
挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいませんし、むしろ挨拶をされると嬉しいものです。
苦手な人にも自ら挨拶!を心がけていきましょう。
職場の人間関係は介護士の退職理由の上位に入っているくらいですから、ここはしっかり取り組んでいきたいですね。
》介護士の離職理由に注目!『人間関係』改善で人手不足を解消しよう!
相手に対しての礼儀、常識がある人だと思われる!
挨拶がきちんと出来る人は、就職活動でも好感度が高くなります。
逆に挨拶ができない人は就職活動でも苦労するでしょう。
実際に挨拶のできない人と仕事をしたいと思いませんし、接客業なら尚更、挨拶ができずにお客様を喜ばせることは難しいです。
そう考えると、介護というお仕事も人に喜びを届けるという意味では同じことが言えます。
利用者さんと信頼関係を築いていく為にも礼儀を忘れずに失礼のない対応を心掛けるようにしていきましょう。
》介護現場でタメ口が超危険な理由!誰でも真似しやすい好印象を与える言葉遣いを解説!
挨拶には人に喜びを与えるパワーがあるのにそれを使わないという手はないはずです。
相手に好印象を与える!
挨拶ができる人は相手からの印象が良くなります。
印象が良いと相手の方から話しかけてくれたり、プライベートでもお誘いの言葉を掛けてくれるようになるかもしれません。
介護現場でも他職種と良好な関係の中、チームとして目的を成し遂げる為には互いの印象が悪いよりも良い方がもちろん良いですし、良好な関係だからこそ、意見も出やすく想像以上の成果につながることも多いのです。
元気な挨拶は周りを明るくする
元気な挨拶は周りの人を明るくしますよね。
逆に暗い挨拶だと例え挨拶をしても形だけの挨拶で終わってしまい、気持ちの良い印象には繋がりません。
1日の始まりを気持ちよくスタートさせる為にも、元気な挨拶を心がけることが大切です。
介護はたくさんのストレスが掛かるお仕事です。
だからこそ、周りの職員に挨拶で元気を振る舞っていく姿勢!
そう!今これを読んでいるあなたから広げていきましょう。
挨拶すると笑顔になる
利用者さんに挨拶すると自然と笑顔になりますよね。
家族と離れて知らない場所で暮らすのは本当に寂しいでしょうし、だからこそ最初の第一歩!挨拶は大切なんです。
周りが笑顔になると仕事も楽しくなり、ストレスも吹っ飛んでしまう!!のではないでしょうか。
利用者さんに挨拶をしないと介護ストレスが増える?
利用者さんに挨拶をしないことで、以下のような事が起こる可能性があります。
- 利用者さんに挨拶なしで関わると、利用者さんから警戒心を持たれる。
- 利用者さんが孤独感を抱き、寂しさのあまり元気を失う。
- 利用者さんから頼りにされなくなる
利用者さんから警戒心を持たれる
挨拶なしで利用者さんに関わると、警戒心を持たれる事があります。
場合によっては、利用者さんから拒絶され、対応を受け入れてもらえず介護士の焦りにも繋がります。
その状態で対応を続けると、利用者さんはより落ち着かない行動を取り始めます。
つまり、利用者さんが落ち着いて過ごせないと、介護士のストレスにもつながる。
利用者さんの元気が無くなっていく
利用者さんは、挨拶をされなくなると寂しくなり元気を失います。
元気を失うと今まで出来ていたことが出来なくなります。
今まで出来ていたことが出来なくなるという事は、介助量が増えることになります。
つまり、介護士の介護負担が増えてストレスに繋がります。
利用者さんから頼りにされなくなる
利用者さんは、挨拶できない介護士を常識がないスタッフとして見ることがあります。
「挨拶ができない=仕事ができない」と思われ、頼りにされなくなります。
また、何でもないことが利用者さんからのクレームにつながることもあります。(利用者さんから標的にされ、精神的に耐えられなくなる介護士もいます)
つまり、介護士はそのストレスに耐えられなくなり、職場内で対処しないと最悪の場合退職します。
これは、ほんの一例にすぎませんが、挨拶しないと介護ストレスは増えてしまいます。
楽しく働くためにも挨拶は大切です!
介護ストレス解消の第一歩は挨拶!その意外な効果とは?【まとめ】
こちらの記事では、介護ストレスを和らげるための第一歩として挨拶するメリットと挨拶しないデメリットについてお話してきました。
私も介護現場に勤めている身として、介護士さんたちが日々介護ストレスと闘いながら奮闘している様子を間近で見ています。
介護士さんの中には、ストレスと上手く付き合える方もいますが、その一方でストレスに苦悩されている方がいるのも事実です。
事業所として、職員のストレス軽減に取り組むことは必須ですが、個人としても意識して取り組みたいですよね。
介護ストレスを和らげたいけど、何をすれば良いのか分からない。
という方は、まず「挨拶」から始めてみてはいかがでしょうか。
挨拶には、気持ちを切り替える効果があるので、特に感情が表に出やすいという方にはおすすめの方法です。
自分の接遇マナーを向上させたいという方は、こちらの5原則も参考にしてみてくださいね。