こんにちは、Hiro(@Hiro_kaigostyle)です。
こちらのブログでは、介護職の転職に関する疑問に答えています。
介護施設の採用面接では、どんな事に気を付ければ良いのかしら?
こちらでは以上のような面接に関する悩みに答えています。
転職で必ず押さえておきたいのが面接対策です。
私は介護の採用面接に携わって5年になりますが、面接対策を疎かにしている方が非常に多いと感じています。
いくら良い施設が見つかっても面接で失敗すると結果は不採用。
いかに好印象を与え、“ぜひうちの施設に来てほしいと思わせられるかどうかが大切”です。
こちらの記事では、「介護職が面接で一発合格するためのポイント」から「面接でのタブー」まで幅広く解説しているので、面接を控えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
面接対策を7ステップで解説しているこちらの記事も参考にしてくださいね!
介護職の面接に受かる人の特徴
面接に受かる人ってどんな人なんだろう?
ここでは、面接に受かる人の特徴をまとめてみました。
以上の特徴を全てクリアする必要はありません。複数クリアできれば、限りなく面接に受かる可能性は高くなります。逆に一つもクリアできない方は、面接に落ちる可能性が著しく高くなると言って良いでしょう。
これまでに面接官として多くの方の採用面接に携わってきましたが、全て完璧にできないと受からないという事はないですよ。むしろ不器用でも、常識的な対応ができれば受かるので一緒に確認していきましょう。
以下、具体的に解説していきますので、引き続きご覧ください。
ここは基本!介護職の面接マナーと心構え
まず、基本として押さえておきたいのが面接マナーです。
また、介護は対人援助の仕事ですので、立ち振る舞いなど一般常識に欠けていない人物かどうかをチェックされます。
そこで、以下5項目のマナーについてポイントを解説しているので確認していきましょう。
【面接マナー①】言葉遣い
面接では必ず敬語を使うようにしましょう。なあなあ言葉は厳禁です。
仮に面接官がフランクに話しかけてきたとしても、自分は敬語を使うのが基本です。
最低限、この2つは守るようにしてくださいね。
【面接マナー②】服装
清潔感が感じられる服装で面接に臨みましょう。
先程も言いましたが、面接は人柄を見る場でもあります。担当者から「“面接”をどう考えているんだ」と疑いの目で見られないように心がける事が大切です。
面接の服装について詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になるのでご覧ください。
≫【介護職】面接の服装・髪型・メイクのポイント【TPOに適した身だしなみ】
【面接マナー③】表情
表情も大切です。
今はマスクをつけることが当たり前の世の中。だからこそ、「目」で表現することが大切です。
意識して口角を上げるだけで、目が自然と“への字”になって笑顔を作ることができますよ。
【面接マナー④】姿勢
表情は比較的意識しやすいですが、姿勢は気を抜くとすぐに崩れるので注意しておきましょう。
また、話の聞き方も重要です。
面接官の話を聞く時は、うなずきながらしっかり聞く。介護の仕事で大切な聞く姿勢。面接の時から意識したいですね。
【参考】介護職の接遇マナーとは?「5原則+α」で利用者の心をつかもう!
【面接マナー⑤】到着時間
面接当日、何時に到着すれば良いかも気になるところですよね。
一般的には5分〜10分前に到着すれば大丈夫です。
あまり早く到着すると先方に迷惑をかけることもあるので気を付けておきましょう。
また、遅刻は絶対にNGです。
時間にルーズな印象を与えてしまいます。
当日は渋滞や事故に巻き込まれたりと、何が起こるか分かりません。
時間に余裕を持って行動するのが基本です。
どうしても遅れる時は、必ず先方へ連絡しましょう。
マナーを守って面接当日を迎えてくださいね。
面接当日、約束時間の何分前に到着すれば良いのか知っておきたい方は、こちらの『介護職の面接は何分前に到着すべき?面接官が喜ぶベストな時間をご紹介!』をどうぞ!
履歴書の書き方【3つのポイント】
ここからは、履歴書を書くときのポイントをお話します。
履歴書は「あなたの就職への意欲」を伝える大切な書類です。
それぞれポイントを解説します。
履歴書はできるだけ完成度を高めて書こう!
時々あるのが、志望動機が無記入のケース。
きっちり書かれた履歴書と書かれていない履歴書を比べてもらうと分かりますが、印象が良いのは前者のきっちり書かれた履歴書です。
出来るだけ空白を作らず真剣に書いた事をアピールしましょう。
履歴書は相手が読みやすい字で丁寧に書こう!
履歴書を読むのは貴方ではなく面接官です。
相手が読むものですのでストレスなく読んでもらえるように丁寧に書くのが基本です。
また、履歴書は個人情報が書かれた大切な書類です。誤字や脱字がないようにしましょう。
履歴書全般の書き方は、こちらの履歴書の書き方と注意点【テンプレートもご紹介】で詳しく解説しているので参考にしてください。
志望動機で意気込みを伝えよう!
履歴書には学歴や職歴のほか、志望動機や趣味特技といった欄があります。
特に志望動機は面接官が必ずチェックするところですので、真剣に書いておく方が良いです。
例えば、ユニット型特養に応募したとします。
このような動機では、「数多くある介護施設の中でどうしてうちを選んだのか。他の施設でも良かったのではないか」と思われてしまいます。
何が言いたいかというと、このような志望動機がダメという話ではなく、プラスαでその施設ならではの特徴と絡めて「だから私はここで働きたい!」という志望動機を書くと印象が良くなるので参考にしてください。
志望動機はこちらの記事で詳しく解説しています。
介護職の面接で必ず聞かれる5つの質問
ここでは面接でよく聞かれる質問についてまとめています。
以上の質問が圧倒的に多いので、あらかじめ質問に対する自分の答えをまとめておきましょう。
まとめる時は、どこからか引っ張ってきた引用文ではなく、自分の言葉で!
準備してきたかどうかは、言葉を聞くと直ぐに分かりますよ。
それでは解説していきます。
【質問①退職理由】前向きな理由を伝えよう!
面接で必ず聞かれる質問が退職理由です。
採用担当者は、あなたが前の職場をなぜ辞めたのか理由を知りたいと思っています。
それは、採用してすぐ辞められると困るからです。
そこで、注意したいのが“言い方”です。
辞めた職場のグチを言う人は、同じように入社してからも愚痴を言う人というマイナスのイメージを持たれやすいので注意しましょう。
それよりも、「自分は将来こんな介護士になりたくて次のステップとしてここで働きたい」といった前向きな転職理由を伝える方が、圧倒的に印象は良くなりますよ。
【質問②志望動機】熱意を伝えられる絶好のタイミング
志望動機の質問は、あなたの熱意を伝えられる絶好のタイミング!
不特定多数の事業所に共通する内容ではなく、御社のここに引かれて応募したというその施設ならではの理念やケアの考え方と絡めて動機を話せると、採用してもらえる確率が格段にアップします。
採用担当者もきっとあなたと一緒に仕事がしたいと思ってくれるはずです。
志を同じくする人と一緒に働きたいと思うのは誰しも同じこと。そこに経験の有無は関係ないです。
この職場で何としても働きたい!と思った時は、準備を怠らずしっかりまとめておきましょう。
【質問③エピソード】語れない介護経験では寂しい
エピソードを聞く理由は、これまであなたがどんな介護観を持って利用者さんと接してきたかを見る為です。
利用者さんから「ありがとうと言われた時が嬉しかった」という皆が口にすることよりも、利用者さんとの深い関係性において成し遂げてきたあなた自身の強みを語れると、採用担当者の心をグッと引きつけますよ。
【質問④長所と短所】自分のあるがままを伝えよう!
長所・短所についても面接で聞かれることが多いです。
これは、自分をどれだけ理解できているか、また真面目かどうかを確認する質問です。
全く取り繕う必要はなく、正直に自分の長所と短所を話してみましょう。
採用面接を行なっていると、時々自分を取り繕って良い印象を与えようとする人がいますが、人間はふとした時に表情や態度に現れるものです。
自分を良く見せたいと思う気持ちは分かりますが、嘘はすぐに見破られてしまいます。
自分のあるがままを知ってもらえるように長所・短所は正直に伝えるようにしましょう。
【質問⑤勤務開始日】曖昧な言い方は避けよう!
いつから勤務できるか聞かれた時は、「○月△日から働けます」「明日からでも働けます」など、はっきり言ってあげる方が採用担当者は安心します。
とは言え、勤め先に退職意思を伝える前に転職活動を行っている人がほとんどだと思います。
このように伝えることで「私は御社に勤めても突然辞めない人」というアピールに繋がります。
採用担当者にとってもメリットが大きいのです。
面接の質問対策をもっと詳しく知りたい方は、こちらの2つの記事が参考になりますよ!
これで落ちる!介護の面接でやってはいけない2つのタブー
ここでは面接でのタブーについて解説しています。
面接に落ちる人の特徴は、こちらの『面接に落ちる人の7つの特徴』でまとめています。
介護職でブランクがある人は、こちらの『ブランクが不安な介護職は必見!職場に復帰するためのポイントを解説』も参考にしてくださいね。
【面接のタブー①】辞めた職場の悪口を言う
先ほども志望動機のところで書きましたが、これ本当に大切です。
面接では辞めた職場の悪口や愚痴をぜったいに言ってはいけません!
とは言え、面接官からは必ず「退職理由」を聞かれます。
じゃあ、どうしたらいいの?
退職理由なんて正直に言ったら愚痴っぽくなるんじゃないの?
それは、感情を入れて話すから愚痴っぽく聞こえるのです。
感情を入れず事実のみを冷静に伝えると愚痴っぽくは聞こえないですよ。
とはいえ、うまく伝えられるかどうか不安という方もいるでしょう。
そんな方は、事実を伝えるよりも前向きな転職理由を伝えるのがおすすめです。
例えばこうです。
などです。参考にしてみてください。
【面接のタブー②】質問の答えを後回しにする
面接では、面接官の質問に素直に返すだけでOKです。
聞いていない事までペラペラ喋りすぎたり、質問の答えを後回しにする回答はNGです。
面接官が知りたい事は、質問に対する答えのみ。それ以外の余計な話には特に興味がありません。あなたは面接官が聞いてきたことだけに答えればOKなのです。
そこで、ここでは「良い例」と「悪い例」を分かりやすく紹介しています。
閉ざされた質問(YES/NOの質問)にはYESかNOで答える
良い例はこちら。
「介護の仕事は初めてですか?」
「はい、初めてです。」
これで良いのです。
逆にダメな例はこちら。
「介護の仕事は初めてですか?」
「前職は飲食店で勤めていたのですが、母の介護に携わるようになってから介護の仕事に興味を持ちました」
分かりますよね。答えになっていないのです。
質問者がストレスを感じないように質問が意図しているところを理解して返答するように心がけましょう。
開かれた質問の場合は、結論から先に伝えて理由を後から付け加える
良い例はこうです。
「あなたの退職理由を教えてください。」
「はい、私が飲食店を退職した理由は母の介護がきっかけでした。突然の事で途方に暮れていた私を介護の専門職の方々が救ってくれたのです。本当に嬉しかったです。ですので私も同じように困っている人を助けたい。そのように考えています。
結論を先に答えて、後に理由を付け加える。
これで良いのです。
ダメな例はこうです。
「あなたの退職理由を教えてください。」
「私は飲食店で15年働いてきました。飲食店では責任ある立場を任されていたので、まさか自分が介護の仕事をするなんて思ってもいませんでした。それが昨年の12月に母が倒れ、介護するようになり…」
分かりますよね。
話を最後まで聞かないと、答えが分からないパターンです。
> 介護職の面接でよく聞かれる質問20例!
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介護職が面接に受かる方法!【まとめ】
こちらの記事では、採用面接で押さえておきたいポイントについて解説してきました。
そんな方はこちらの記事を参考にぜひ内定を勝ち取ってくださいね。
介護施設への転職ロードマップをまとめました。
転職を成功させたい方は、こちらも一緒にご覧ください。