こんにちは、Hiro(@Hiro_kaigostyle)です。
こちらのブログでは、介護職の転職に関する疑問に答えています。
介護施設の面接でよく聞かれる質問ってなんだろう?
緊張するとうまく答えられないからあらかじめ知っておきたいんだけど。
以上のような面接時の不安について解説しています。
いざ面接が決まると、皆さんの不安は「どんな質問をされるのだろう?」ではないでしょうか。
私も就活ではここに1番時間をかけましたよ。
理由は簡単!
そこで、こちらの記事では「介護職の採用面接でよく聞かれる質問20例」をご紹介しています。
未経験者から経験者まで、転職や新社会人となる方々に大いに参考にして頂けると幸いです。
- 介護の面接でよく聞かれる質問【20例】
- 【質問1】自己紹介をお願いします
- 【質問2】前職の退職理由を教えてください
- 【質問3】志望動機を教えてください
- 【質問4】介護の仕事を選んだきっかけを教えてください
- 【質問5】仕事で大切にしてきた事を教えてください
- 【質問6】これまでの経歴(職歴)を教えてください
- 【質問7】入職後はどんな仕事をしてみたいですか?
- 【質問8】利用者様とのエピソードを教えてください
- 【質問9】介護の仕事でやり甲斐に繋がっていることは何ですか?
- 【質問10】仕事で大変だったこと、辛かったことはありますか?
- 【質問11】あなたの目標やビジョンを教えてください
- 【質問12】長所と短所を教えてください
- 【質問13】いつから勤務可能ですか?
- 【質問14】他に応募している施設はありますか?
- 【質問15】夜勤は可能ですか?
- 【質問16】趣味や特技はありますか?
- 【質問17】ストレスが溜まった時の解消法はありますか?
- 【質問18】腰痛はありますか?
- 【質問19】高齢者の介護に関わった経験はありますか?
- 【質問20】最後に何か質問はありますか?(逆質問)
- 想定外の質問をされた時の対処法とは?
- 質問以外の面接マナーも押さえておこう!
- 介護職の面接!よく聞かれる20の質問と回答例をご紹介【まとめ】
介護の面接でよく聞かれる質問【20例】
介護職の面接では、以下20の質問を必ず聞かれるので押さえておきましょう。
実際に私も採用担当者として、こちらの質問以外はほぼしませんので、ここさえ押さえておけば面接の質問はある程度クリアーできるはずです。
- あなたの自己紹介をお願いします。
- 前職の退職理由を教えてください。
- 志望動機を教えてください。
- 介護の仕事を選んだきっかけを教えてください。
- 仕事で大切にしていることを教えてください。
- これまでどんな仕事をしてきたか経歴(職歴)を教えてください。
- 入職後はどんな仕事をしてみたいですか?
- 利用者様とのエピソードを教えてください。
- 介護の仕事でやりがいに繋がっていることは何ですか?
- 仕事で大変だったこと、辛かったことはありますか?
- 目標やビジョンを教えてください。
- 長所と短所を教えてください。
- 入職が決まれば、いつから勤務できますか?
- 他に応募している施設はありますか?
- 夜勤に対応できますか?
- 趣味や特技はありますか?
- ストレスが溜まった時の解消法はありますか?
- 腰痛はありますか?
- 高齢者と関わったことはありますか?
- 最後に何か質問はありますか?
ここからは一つ一つ質問に対する良い回答と悪い回答を紹介していくのでチェックしてくださいね。
面接の質問はこの記事の他に『介護職の面接は答えにくい質問がきたらラッキー!上手な回答でライバルに差をつけよう!』でも紹介しているのでご覧ください。
【質問1】自己紹介をお願いします
面接官に自分のスキルや人柄を簡潔に伝えるのが自己紹介です。『氏名』『資格』『意気込み』や『趣味』『特技』も入れながら、ダラダラ話さず1分以内で伝えると良いでしょう。
面接官からもう少し詳しく話を聞いてみたいと思ってもらうために、自己紹介ではポイントだけにとどめておく事が大切です。
良い回答例
◯◯(フルネーム)と申します。本日はよろしくお願い致します。
私は3年間、訪問介護に従事してまいりました。訪問介護では身体介護や生活援助に携わり、特に自宅を訪問する上でのマナーについては厳しく教わってきました。
その結果、利用者様からあなたはいつも丁寧で気持ちがいいと言ってもらえるようになり努力してきて素直に嬉しく思いました。また、料理が得意でいつも利用者様から味付けを褒められていました。
ですが身体介護はまだまだ経験不足です。介護福祉士の資格に恥じないよう、御社で介護技術を教わり利用者様のより良い暮らに貢献したいと考えております。
悪い回答例
◯◯(フルネーム)と申します。本日はよろしくお願い致します。
私は3年間、訪問介護に従事してまいりました。料理は得意ですが身体介護はまだまだ経験不足ですので、御社で介護技術を教わり利用者様のより良い暮らに貢献したいと考えております。
【質問2】前職の退職理由を教えてください
面接官が最も気になる質問がこちらの退職理由です。
仮に前職で「給料が安かった」「人間関係が悪かった」「サービス残業が多かった」ことが退職理由であっても、正直に伝えるとマイナスのイメージを持たれやすいので控えた方が良いです。
もし伝えるなら、前向きな理由に置き換えて伝えることが重要です。
介護職が面接で受かるには?基本マナーからタブーまで詳しく解説!
良い回答例
介護技術のスキルを上げたいと思い、この度退職を決意しました。
前職の訪問介護では1人で対応する事がほとんどでしたので、利用者様の状態が変わるたびに自分の介助方法が正しいかどうかも分からず不安でした。
様々な状況に対応できるスキルを身に付けられるように一から介護技術を勉強したいと思ったのが退職の理由です。
悪い回答例
介護技術のスキルを上げたいと思い、この度退職を決意しました。
前職の訪問介護では1人で対応する事がほとんどでしたが、所内の研修もなく教えてくれる人もいなかったので、ここでは無理だと思い退職しました。
【質問3】志望動機を教えてください
志望動機は前向きな退職理由とリンクさせて話すと、聞く側の面接官も聞きやすいです。全く違う話ばかりだと一貫性のない人と思われてしまうので気を付けましょう。
また、なぜ御社に応募したのか!違う職場でも良いのでは?と思われないように、その職場の売りなどを情報収集しておくことが大切です。
良い回答例
御社のことは以前から存じております。
特に利用者様を第一に考えたケアはこの地域でも非常に有名です。
またホームページも拝見させて頂きましたが、新しい介護技術を取り入れて研修も充実されているところに非常に魅力を感じました。
御社であれば利用者様に寄り添った介護ができ、そして介護職としてもスキルアップができると思い応募致しました。
悪い回答例
自宅から近くて通勤しやすいのと、前職より給料が高いので応募しました。
【質問4】介護の仕事を選んだきっかけを教えてください
介護の仕事に進む理由は人によって異なります。長く勤めてもらうために、どんな思いで介護の道に進んだのか面接官としては気になるところです。
あなたが介護の道へ進もうと思ったきっかけをエピソードも交えて率直に伝えてみましょう。
良い回答例
私が介護の仕事を選んだのは、学生の頃のボランティアがきっかけです。ボランティア活動では老人ホームへの慰問を4年間続け、高齢者の方と関わってきました。
ボランティアではコミュニケーションが中心でしたが、もっと高齢者の方の暮らしを直接支えたいと思い、就職先も介護の道を選びました。
悪い回答例
飲食店に勤務していましたが、経営の悪化で倒産してしまいました。介護なら倒産の心配がなく安定していると思い選びました。
【質問5】仕事で大切にしてきた事を教えてください
介護の仕事で自分が大切にしてきた事を伝えるのがこちらの質問です。「利用者様との関わり」や「チームとしての取り組み」など就職した際の自分の強みを話せると良いでしょう。
良い回答例
仕事で大切にしてきたことは2つあります。
一つ目は、利用者様との関わりです。利用者様から安心して介護を任せて頂けるように利用者様のペースに合わせて丁寧な言葉がけを心がけてきました。
二つ目は、協調性です。
介護の仕事で意見が異なるときも、相手の考えがいいなと思ったら自分も取り入れてみたり、自分の考えを伝える時にも相手の意見を汲み取ってから伝えるように心掛けてきました。その結果、利用者様を中心に意見が言い合えるチームが出来上がりました。
悪い回答例
①疑問に思ったことはそのままにせず、納得いくまで聞くようにしているところです。また、自分が正しいと思ったことを曲げないところです。
②家庭も大切なので、残業せずに帰れるように行動しています。
【質問6】これまでの経歴(職歴)を教えてください
職務経歴を聞かれた時は、自分が経験してきた業務内容と合わせて、スキルを伝えることが大切です。
職務経歴書では分からない事を知るのがこの質問の意図でもあります。面接官に自分のスキルを伝えて努力してきたことをアピールしてみましょう。
良い回答例
飲食業ではホールを3年間担当し、お客様に美味しかったと感動してもらえるような接客に注力してきました。味が良くても接客次第でお客様の満足度は変わってきます。
介護も食事を美味しく召し上がって頂くという点では共通点があると思っています。高齢者の方にはより提供の仕方に工夫が必要になるかと思いますが、料理を柔らかく提供する方法や美味しく盛り付けるコツなどは御社でお役に立てると思っています。
悪い回答例
飲食業ではホールを3年間担当しました。特にホール担当以外の経験はありません。
【質問7】入職後はどんな仕事をしてみたいですか?
この質問は、あなたの仕事への意気込みを確認するのが目的です。
介護の仕事を通じて、どのような事を利用者様に届けたい思っているのかを伝えます。
良い回答例
私は介護という仕事を通して、ご家族に安心を届けたいと思っています。そのために、これまで大切にしてきた丁寧な関わりを御社でも引き続き実践したいと考えています。
また、御社の理念である◯◯に惹かれてこの度応募した経緯もありますので、利用者様の声にしっかりと耳を傾け、組織の発展に貢献したいと思っています。
悪い回答例
食事や排せつ、入浴の介助をしたいです。
【質問8】利用者様とのエピソードを教えてください
真面目に仕事に取り組んできたかどうかを確認する質問がエピソードです。短すぎず2分程度でまとめると良いでしょう。エピソードが語れない人は仕事と向き合う姿勢もその程度と思われマイナスの評価を受けやすいので注意しましょう。
良い回答例
生きる事を諦めた方が、また再び生きようと思ってくれたこと。
その方は笑顔を失い、いつも遠くを眺めていました。自ら食べる事をたち、家族は心配で胃ろうを作りました。
楽しみもなく、ベットの上で遠くを眺めて一日を過ごすのがその方の日常でした。もしかすると何が楽しくて生きているのだろうと思いながら遠くを眺めていたのかもしれません。
とにかくその方の笑顔を見たい。そう思い、職場の仲間と毎日顔を出し、一言二言の言葉をかけ続けました。初めは笑顔どころかこちらに見向きもしてくれませんでした。
それが一月が経ったある日のこと。その方が初めて私達に言葉を発してくれたのです。
「あんたら毎日毎日何さ」こちらを見てそう言いました。
「今、あんたら毎日毎日何さ」て言われましたよね。
「あ~言うたよ」
皆ではしゃぎました。
私達はそれからも毎日お部屋に伺い、言葉をかけ続けました。そして、ご家族から聞いたその方が好きだったというプリンを買い、オーバーテーブルにそっと置いてみたのです。
1分くらいでしょうか。そのプリンを眺めた後、スッとスプーンを手に持ち、プリンをすくって口に運ばれました。そして「美味しいよ」と言ってくれたのです。
その言葉を私たちは待っていました。半年ぶりに食べ物を口にした瞬間でした。しかし、それ以上に私たちが嬉しかったことはその方が私たちに心を開いてくれたことです。
介護職として何よりも嬉しい出来事でした。
これが私の寄り添う介護の原点です。
悪い回答例
こちらが介助した時に、利用者様からありがとうと言われた時が嬉しいです。
【質問9】介護の仕事でやり甲斐に繋がっていることは何ですか?
この質問の意図は、仕事への価値観を確認するためです。利用者様から褒められたり感謝されることが嬉しくてモチベーションに繋がっている人もいれば、関わっている利用者様が元気になっていく姿を見て喜びを感じる人もいます。
仕事のやり甲斐は人によって異なりますが、この質問は自社に合う人材かどうかを確認する意図があります。
良い回答例
- 利用者様が良い顔をして過ごしてらっしゃるのを見ると今日も頑張って良かったとやり甲斐に繋がっています。その為にはお一人お一人が抱えている生活のしづらさに着目し、ご自身でできるところと支援が必要なところをしっかり観察していこうと思います。
- 利用者様から「ありがとう」と感謝されると嬉しい気持ちになってもっと頑張ろうとやり甲斐に繋がっています。と同時に、私自身もお世話させて頂いている事に感謝の気持ちを込めて関わっていきたいと思います。
悪い回答例
特にやり甲斐は感じません。
【質問10】仕事で大変だったこと、辛かったことはありますか?
介護の仕事は肉体的にも精神的にも大変なお仕事。しかし、退職理由と同じで不満を言うのは避けた方が良いでしょう。辛かったこともポジティブに発言すると好印象です。
良い回答例
人手不足でなかなか職員の方が入ってこない時は本当に大変でした。しかし、その大変な時こそ皆で工夫して乗り越える事ができたことは私にとっても自信に繋がりました。
悪い回答例
常に人手不足で休日も出勤してましたので、体力的にも精神的にも大変でこの度退職しました。
上司が介護の大変さを分かってくれなかったことが辛かったです。
【質問11】あなたの目標やビジョンを教えてください
今後の目標やビジョンを答える時は、こうなりたいという夢を語るだけではアピールに繋がりません。夢に向かって今自分が何に取り組んでいるのか伝えられると評価が高くなります。
良い回答例
将来は介護職を指導できるような立場になりたいと思っています。まだまだ経験も浅く夢にはほど遠いのですが、目標を一つずつクリアーして介護職として成長したいです。その為に毎月一冊本を読む事を決めて取り組んでいます。
そして、今年は介護福祉士の受験資格も得ましたので、資格取得を目指しそちらも勉強しているところです。
悪い回答例
特に夢という夢はありませんが、日々の介護業務をしっかりこなしていきたいと思います。
【質問12】長所と短所を教えてください
長所・短所の質問は、自己分析ができているかどうかを確認する質問です。特に短所を自覚していない人は、仕事の上でも自ら考えて行動できない人という印象を面接官に与えてしまいます。したがって、短所を答える時は、弱みを強みに置き換えてポジティブな印象を与えられるような回答をするようにしましょう。
良い回答例
私の長所は目標に向かって継続して取り組めるところです。3年前に本を100冊読むと決めてから毎月一冊のペースですが、これまでに35冊読み終えました。100冊にはあと5年半掛かりますが、途中で挫折しないよう続けたいと思っています。
逆に短所はのめり込みやすいところです。そのせいで仕事でも利用者様の声を聞きすぎてしんどくなる事があります。ですが、そんな時は好きな事をしてストレスをためないように休日の過ごし方を工夫しています。
悪い回答例
長所は性格が明るいところです。
短所は人と話すのが苦手なところです。
【質問13】いつから勤務可能ですか?
いつから勤務できるか聞かれた時は、明確に答えることが重要です。
良い回答例
- ○月△日から働けます。明日からでも働けます。
- 退職意思は固まっていますが、退職届の提出が勤め先の就業規則では○ヶ月前となっております。御社さえよろしければ、○月△日から働かせてほしいと思っています。
悪い回答例
勤務先に退職意思を伝えていないので分かりませんが、来月いや再来月くらいからでいかがでしょうか。
【質問14】他に応募している施設はありますか?
就職活動では通常複数の事業所に応募するものです。面接官もその辺は十分想定しているので正直に答えて構いません。
他社に応募しているからという理由で採用されないということはないので安心して伝えるようにしましょう。
良い回答例
転職先はユニット型特養に絞っております。御社の他に2社応募しておりますが、私といたしましては第一希望の御社で働きたいと思っています。
悪い回答例
御社の他に、デイサービスやグループホームなど併せて5社に応募しております。勤め先は全て面接を終えてから最終的に決めたいと思っています。
【質問15】夜勤は可能ですか?
勤務先によって「日勤のみ」や「早出・遅出・夜勤」の交代制など勤務時間が異なります。
大きな組織ともなれば人事異動が伴いますので、当初の配属先は日勤のみでも異動に伴い夜勤に対応しなければならない場合もあります。
夜勤に入れる人材を企業は好みますが、とは言え採用目当てで嘘をつくと後々トラブルにもなり兼ねません。対応できない場合はその理由を面接官に伝えるようにしましょう。
良い回答例
- はい。入れます。
- 子供が小さいので、今は夜勤以外の勤務でしたら可能です。○年後には中学を卒業しますので、その時は夜勤にも入りたいと思っています。
悪い回答例
夜勤は困ります。日勤でお願いします。
【質問16】趣味や特技はありますか?
介護現場では、職員が趣味や特技を活かしてレクを企画する事もあります。
利用者様への楽しみ作りとして特技がある方は評価されやすい傾向にあるので、入職後に取り組みたい事をアピールして良い印象を持ってもらいましょう。
良い回答例
- 私の趣味は料理を作ることです。時々、味付けに失敗する事もありますが、機会がありましたら利用者様と楽しくおやつ作りのレクもしてみたいと思っています。
- 私は1年前からフラワーアレンジメントの教室に通っています。まだまだ上手にできませんが、お花が好きな利用者様に非日常の時間を提供できる機会が持てればなと思っています。
悪い回答例
特に趣味や特技はありません。
【質問17】ストレスが溜まった時の解消法はありますか?
ストレスを感じた時に、どのように対処できるかによって仕事のパフォーマンスにも影響します。
仕事でストレスを溜めないように自分なりに取り組んでいるストレス解消法を伝えてみると良いでしょう。ストレスをコントロールして利用者様と接することは、対人援助の仕事において重要です。
良い回答例
過去に自分本位で介助して思い通りにいかずストレスを溜めた経験があります。今は利用者様のペースに合わせて介助させて頂くことが、あまりストレスを溜めずに利用者様と関われる様になりました。
悪い回答例
ストレスを溜めない様に利用者様の言動を気にしない様にしています。
【質問18】腰痛はありますか?
腰痛の有無は正直に答えておくことが重要です。入職後に実は腰痛がありましたとなれば、トラブルにもなりかねません。腰痛に対する対策や仕事内容も事業所から提案してもらえるかもしれませんので、どの程度の介助ならできるのか等、面接官に伝えるようにしましょう。
良い回答例
◯年△月に介護業務で腰痛を発症しましたが、今現在は落ち着いております。頻度も年一回ほどでそれほどひどい状態ではありません。仕事中はコルセットを装着し、無理な姿勢で介助をしないように気を付けているので介護業務は支障なく行うことができています。
悪い回答例
嘘をついて「全く問題ありません」と答える。
【質問19】高齢者の介護に関わった経験はありますか?
こちらは、未経験者によくある質問です。私も何度かこの質問をしたことがありますが、時々「高齢者の介護経験はないが大丈夫です」「祖父母の介護を手伝った経験があり介護に抵抗はありません」など答える方がいます。
大丈夫と言える根拠がない中で大丈夫と答えるのは、返って面接官に悪い印象を与えてしまいます。経験の有無と実際仕事ができるかどうかは別物です。いずれにしても謙虚さを忘れず「介護経験を積んで高齢者の方のお役に立ちたい」という前向きな気持ちを伝える事が重要です。
良い回答例
祖父母の介護を少しだけ手伝った経験はありますが、それ以外ほとんど関わった事がありません。一からの勉強になりますが、経験を積みながら御社のお役に立てるよう頑張りたいと思っています。
悪い回答例
- 高齢者の介護経験はありませんが大丈夫です。
- 祖父母の介護を手伝った経験があり介護に抵抗はありません。
【質問20】最後に何か質問はありますか?(逆質問)
面接の終盤に必ず聞かれる質問が「最後に何か質問はありますか?」といういわゆる逆質問です。
これは、入職後にこんなはずではなかったという食い違いから早期退職を防ぐ目的や言い残したことがないかを確認するのが目的です。最後の質問は面接官の印象にも残りやすいので「特にありません」ではなく必ず答えるようにしましょう。
良い回答例
介護の仕事は3年間やってきましたが、介護施設での経験がありません。もし御社に入職する事ができれば新人向けの研修などはありますでしょうか。
悪い回答例
- 特にありません。
- ボーナスは何ヶ月分ありますか。
- 昇給はありますか。
逆質問についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの『面接で内定をつかむ逆質問22選!』をどうぞ。
想定外の質問をされた時の対処法とは?
いくら質問の回答を準備しても、想定外の質問をされる事もあるでしょう。
想定外の質問をされた時には動揺せず、その場を乗り切る事が重要です。
ここでは対処法もご紹介しているので参考にしてみてください。
例えば、「あなたの介護観について聞かせてください」なら【質問5】や【質問9】に置き換えて答える事ができますね。「あなたの思う介護とは何ですか」なら【質問5】【質問8】【質問9】に置き換えてエピソードと一緒にお話できると良いでしょう。
この様に別の質問に置き換えて答えられる質問もありますので、動揺せずに落ちつて対応するようにしましょう。そのためにも、面接に備えてしっかりと事前準備をしておくことが大切ですね。
想定外の質問はこちらの『介護職の面接は答えにくい質問がきたらラッキー!上手な回答でライバルに差をつけよう!』で紹介しているのでチェックしてみましょう!
質問以外の面接マナーも押さえておこう!
面接は、質問に答えられたら合格するという物ではありません。
それ以外の服装や態度、言葉遣いなど社会人としての基本マナーができていなければ採用されない事もあります。
過去にジーパン・Tシャツ姿で買い物袋を持って面接にお見えになった方がいました。
質問には答えていましたが、もちろん採用には結びつきませんでしたね。
相手に対する気遣いや心配りを怠ってはいけませんね。
面接の基本マナーについては、こちらの『介護職が面接で受かるには?基本マナーからタブーまで詳しく解説!』でまとめています。
介護職の面接!よく聞かれる20の質問と回答例をご紹介【まとめ】
こちらの記事では、『介護職の面接でよく聞かれる20の質問』に対する回答と質問の意図を中心に解説してきました。
面接は緊張するものですが、少しでも緊張を和らげるためにも事前準備をしっかりと行うことが大切です。中には想定外の質問をされる事もあると思いますが、そんな時も上で紹介した方法で何とか切り抜けて頂ければと思います。
面接の質問は、事業所によって多少の違いはあっても、こちらの質問でほぼクリアーできるのでぜひ参考にして頂ければ嬉しいです。