こんにちは、Hiro(@Hiro_kaigostyle)です。
こちらのブログでは、介護職の転職に関する疑問に答えています。
介護の仕事に誇りを持っているのに、一部の変わった介護士のせいで私たちも同じように馬鹿とか頭が悪いとか思われていないかしら。
皆さん、こんな風に思った事ありませんか?
こちらではそんな介護職員さんの悩みについてまとめています。
先に結論を言っちゃうと!
介護は馬鹿な人には務まらない仕事です。
それは、単に食事・排泄・入浴の世話をしておけば良いという事ではないからです。
- 食事なら、どれだけ美味しく食べる事ができたか。
- 排泄なら、不快な思いをせずどれだけすっきりと用をたす事ができたか。
- 入浴なら、これがお風呂だ!あ〜いい湯だ!とどれだけの方に思って頂けるかどうか。
つまり、介護では食事・排泄・入浴などをきっかけにどれだけ相手に喜びと感動を与えられるかどうかのお仕事なんです。
人に喜びや感動を与える!
これはあらゆる企業において共通することで、介護だけ違うという事ではないんですね。
こちらの記事では、介護職がなぜ馬鹿と言われるのか。また頭が悪いと思われてしまうのかについて解説しています。
この記事を読むと介護の仕事がいかに頭を使う仕事であるかが分かります。スキルアップを考えている方はこの機会に自施設の職場環境と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
なぜ介護職員は馬鹿(バカ)だと言われるのか?
まず初めに、世間から「介護職は馬鹿だ」と言われる理由をお話します。
馬鹿とは…
簡単に言うと「考えようとしない」とか「一般常識に欠けている」という意味です。
したがって馬鹿な人とは、要するに「考えようとしない人」とか「常識に欠ける人」だと言えますよね。
皆さんの職場には「考えようとしない人」や「常識に欠けている人」はいますか?
≫ レベルが低い介護職員の特徴10選!付き合い方と良い人材の見分け方
思い浮かばなかった人は、素晴らしい職場に務めている、もしくは自分がそうかのどちらかかも(笑)
それでは、分かりやすい事例を2つ紹介します。
敬語を知らない介護職員が多い
なぜか介護職の方は敬語を知らない人が多いんですよ。
確かに私の周りにもいるわ〜
これは教育がなされていなかったり、職場環境の影響が大きいと私は考えています。
敬語と聞くだけで毛嫌いする方もいますが、普段上司に敬語を使っているのに入居者には使えない!
どう使ったら良いのか分からないという職員がいたりする訳です。
なんだそりゃ!て話でしょ?
だってね!
街中で見知らぬ人と会話するとき、皆さんタメ口でお話します?話しませんよね。敬語をしっかり使うじゃないですか。なのに、仕事では使えないのは何故なんでしょうね。
ホントだ!
それにこんな職員もいるよね。
しっかりしている入居者には丁寧に話しかけ、認知症の方にはタメ口で話しかける職員。
どれだけの人が気づいているのか分かりませんが、職員のタメ口に対して認知症の方が敬語で返事してるんですよ。
でしょ!そうなんです。
認知症の方も敬語が使えるんです。
敬語だと伝わらないという理由でタメ口を使う人がいますが、じゃあなぜ認知症の方は敬語を使っているのでしょう?というレベルの話なんですよ。
だから、いくらタメ口を正当化して伝えようとしても、そこに私は専門性なんて全く感じない訳です。
でも堂々と言う人がいるから介護業界は困ったものなんですよね。
自ら世間の評判を下げちゃってるだけなのに・・・
だから断言します。
敬語で伝えられないのは、単なる介護職員のコミュニケーションスキルの無さです。
これ、自分が専門性と思っていても、側から見たら単に「認知症の方をナメてる」「見下している」口調によっては「馬鹿にしている」「虐待している」と捉えられてもおかしくない行為なんです。
喜んでくれるならタメ口もあり!なんていう自分ルールを専門性に置き換えたらダメです。
そして、お年寄りまでそのタメ口に慣れさせてはダメです。
例え、身体介助の技術レベルを上げても、世間の方が見ているところはそこじゃないですから。
頑張って技術力を上げてもタメ口で台無しになっちゃうんです。
皆さんの施設ではいかがですか?
接遇に力を入れていますか。
介護の接遇はホテルマンの接遇とは少し訳が違いますよ。
介護現場でタメ口が超危険な理由!誰でも真似しやすい好印象を与える言葉遣いとは!
自責ではなく他責
続いて、多いのが他責の考えです。
例えば、家族から親の状態を聞かれた職員がいたとします。
その職員は「私の担当じゃないので分かりません」「昨日は休みでいなかったので分かりません」と返して立ち去りました。家族はなんて思うでしょう。
分かる者に繋ぐのが普通だろ。
ほんとここの介護職員は出来が悪いな。
となる訳です。
このような事が日常茶飯事で起こっている介護施設があるとすれば、そりゃ介護職員は馬鹿ばかりだと思われても仕方がないのです。
一般企業はその辺が厳しく教育されていますが、介護業界ではまだあまり進んでいないように感じますね。
よって、接遇がなっていない人→非常識な人→馬鹿な人がする仕事だと思われてしまう訳です。
日頃から自分の言動に矢印を向け、自分が家族の立場ならどうかを考えて応対することが重要です。
世間から介護という仕事を認めて貰うためには、技術力と合わせて社会人としてのマナーも心得ておかないといけません。
もし、あなたが介護現場の接遇に興味があるなら、こちらの記事も合わせてご覧ください。
介護職の接遇マナーとは?「5原則+α」で利用者の心をつかもう!
介護の仕事は頭が悪い人には務まらない!
結論を言うと、介護は頭が悪い人には務まらない仕事です。
介護はある種「生活のプロ」といっても良いくらい知識領域が広い分野になります。
介護、医療、リハビリ、コミュニケーション、家事など入居者の暮らしを支えるためには様々な知識と経験が介護職には求められています。
また、入居者の状態も常に一定ではなく、日によってでもなく、その時その時で異なることも多いです。
したがって、その都度、入居者の状態観察をして必要な介護・医療が提供できるように常に頭をフル回転させているのです。
つまり、瞬時の判断能力、先を予測する力、例えば被害を最小限にするための対処方法など、猶予のない時間で常に最善を尽くす介護職員や看護職員は本当に凄く頭の良い人なんです。
1ヶ月以内にすれば良いという期限付きの仕事ではない難しさが介護にはあるんですよね。
馬鹿にされるどころか感謝される仕事が介護!
実際、介護の仕事を20年ほど続けてきて、馬鹿にされたことは一度もないです。
むしろ、褒められることが多いです。
実際に介護をしたことがある人は、決して介護という仕事を馬鹿にすることはしないです。
もしも馬鹿にするとすれば、それは介護という仕事に対してではなく、その人の振る舞いに対してです。
例えば、ラーメンを食べに行って態度の悪い店員を見たら、私なら「こいつ馬鹿だな〜」て思うんですよ。でも、だからといってラーメン屋全てが馬鹿の集まりだなんて全く思わない訳です。
それと同じで、介護する人の振る舞いを見てそう言っているだけなんです。
介護業界全体を指して馬鹿と思っている人なんてほんの少数じゃないですかね。
だからこう思いましょう!
ネット情報は介護職を馬鹿に仕立て上げたい人の仕業!若しくはその人が馬鹿!
こう思うくらいが丁度いいです。
非常識な人って他業種にもたくさんいますからね。
介護職だけがそう思われるのは負に落ちないわけです。
そんな事を言う人は、実際に介護の経験がない人たちです。
むしろ、過酷な介護から救われた家族は、自分たちが出来なかったことを仕事としてやっている介護職員の存在に感謝してくれているのです。
それは、家族が介護職の頑張りを知っているから。
介護の仕事は、決して誰にでもできる仕事じゃないのです。
介護職は馬鹿じゃない!できる介護職を目指そう!
現在、介護職に就いている方。これから介護職を目指そうとしている方。
介護の仕事は一見誰にでもできそうな気がしますが、甘く見て介護業界に飛び込むときっとこう思うんです。
介護職って凄いんだけど!
私全然できないよ…
介護は奥が深く、そう簡単に誰にでも出来る仕事じゃないんです。
でも、初めからできる人なんていないから大丈夫!
未経験者で介護に興味がある方は、こちらの『未経験でも介護職になれる?採用担当者がズバッと解説!』をどうぞ。
また、経験者も時代の流れに遅れないように常に新しい事を学び、適応できる技術を身につけていくことが大切です。
何年経っても新人さんでは恥ずかしいですよね。
できる介護士になるには、スキルが学べて成長できる施設へ転職するのが一番!
5年後10年後の自分を想像してみてください。
働く施設であなたの介護職としての生き方はきっと変わると思いますよ!
確かに職場環境で介護職のスキルはけっこう左右されそうだね。
この一年、大したスキルを得ずに終えるのか、新しいスキルを得るために行動するのか。
人間は行動した時のみ新しい自分に生まれ変わることができるんです!
新しいスキルを得たい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。